それでも前を向いて

マイナビ予選は本当にショックでした。自分が指したわけではないですが、がっくりというかがっかりというか、2日くらいは何もする気になれなかったくらいです。
LPSAは設立からいろいろな事業に取り組んできて、たくさんの温かい応援をいただいていますが、勝負の世界なのでやっぱり「これでいい将棋を指して勝ってくれたら言うことないのになー」と心の中で思っているファンの方も絶対多いはずなんです。今回は、結果もですが指す前から気持ちで負けてる感じ*1があって、それがまずいなと思いました。
昔、ある棋士に「いくら研究しても対局でその通りの局面になることなんてまずない。でも、対局中に『あれだけ将棋やってるんだから負けるわけがない』と自分を信じられるように、最後まで心が折れないで自信を持って指すために勉強するんだ」と言われたことがあります。わたしたちは、人数や規模の割にかなり大きい理想や夢に向かっているので大変なのも忙しいのも確かだけれど、みんなにはそれを言い訳や逃げにしないで苦い結果をきちんと受け止めて、時間がないところは工夫して、何とか前向きに対局に臨めるようにしてもらいたいし、団体としても環境を作っていかないといけないと思いました。
言うのは簡単でも実行するのは簡単じゃないんですけど、やらなきゃいけないですよね。

*1:相手に、ではなくて自分に