リコー杯女流王座戦アマ東日本予選大会

今年から新設されたリコー杯女流王座戦
引退女流棋士も出場できるとのことで、折角いただいたチャンス!と思い切ってエントリーしましたが、LPSA主催大会等を見ていて、最近のアマチュア選手の強さ・層の厚さはよく知っていたので、2連敗もあり得ると覚悟していました。

会場について受付を済ませ、外のベンチに座っていたら林葉さんとばったり。「15分30秒って短くない?」「シニアの部作ってほしいよね〜」などとおしゃべり。

1回戦は塚田恵梨花さん。塚田泰明先生と高群さんのお嬢さん。後手番で▲76歩△34歩▲66歩に飛車先を突いたら矢倉に組まれ、最新形は自信がないので早めに5筋の歩を交換し、力将棋?に。ずっと難しい将棋でしたが終盤は踏み込んで指せました。

2回戦は相川春香さん。先手四間飛車に対して居飛車急戦二枚銀。分かれはまあまあかなと思いましたが終盤受け方を間違えてわかりやすく一手負け。

3回戦は相馬美咲さん。私が先手で三間飛車に対して袖飛車。上手く仕掛けられて駒損→後ろを振り返らず攻めまくる→ぎりぎりつながった という流れでなんとか勝ち。

長引いたので20分くらいしか昼休みがなかったのですが、集中力が切れなくてかえってよかったかもしれません。

決勝トーナメント1回戦は田村真理子さん。2手目△32飛戦法、はじめて指されたので勝手がわからずなんとなく左美濃に組んだら作戦負けに。ゆっくり駒組みを続けられたら指す手がなく困っていました。

決勝は室谷早紀さん。公式ブログでリアルタイム中継していただきました。
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/ricoh20110430-01.html
45手目は普通は飛車取りに打つところ、変化してみました。その後もこわがらず自分なりに落ち着いて指せていたと思うのですが、78手目の飛金両取りを逃げずに65桂を取るのがわかりやすかったとのこと。確かに!この手を逃したのはちょっと残念。その後も91手目65歩と突けば勝ちだったようですが、この手は全く見えていなかったです。

最後負けてしまったのは残念ですが、一日5局、集中力を切らさず指せました。真剣勝負、楽しかったです。また個人的なことですが5年前に現役引退して、娘は私が現役の時のことを覚えていなかったので、母が頑張っているところを見せられてよかったです。
貴重な機会を与えていただいた株式会社リコー様ほか関係の皆様、本当にありがとうございました。